チャートは決して万能なツールではありません。
ただFXの場合、株よりもテクニカル(チャート)分析が有効なのは確かです。
その理由のひとつとして、FXは一方向へ動き出すと、その方向へどんどん進む習性があり、株よりもその傾向がはるかに大きいからです。
上昇を始めたら、また下降を始めたら、その傾向が続きやすく、だから『上昇を始めたな』と思った時にその流れに乗ればいいわけです。
でも、誰も『上昇が始まった!』なんて教えてくれませんよね。
そこでその『タイミング』を知るためにチャート強い味方となるのです。
チャートには色々な種類がありますが、チャートの基本アイテムとなるのが『ローソク足』です。
変わった名前ですが、チャートを見てもらえば分かると思うのですが、ローソクのような形をしている棒が並んでいます。
一本一本の形がローソクに似ているから『ローソク足』というわけです。
この1本の棒に、様々な情報が含まれていて、ひと目で始値・終値・高値・安値が分かる優れものです。
★始値・終値・高値・安値とは?
始値・・・その日(週・月)の最初についたレート(値段)
終値・・・その日(週・月)の最後についたレート
高値・・・その日(週・月)で一番高くついたレート
安値・・・その日(週・月)で一番安くついたレート
期間の取り方によって、日足・週足・月足・年足などがあり、例えば『日足』ならローソク1本で1日の値動きを表しています。
ローソク足には『胴体』の部分があって、その上下に『ヒゲ』が伸びています。
胴体の部分は始値と終値を表しています。
始値よりも終値が高かったときは胴体の色が白になり、これを『陽線』と呼びます。
逆に始値より終値が安かったときは胴体の色が黒(白黒チャートの場合)になり、これを『陰線』と呼びます。
見方を説明すると、陽線の場合、胴体の下辺がその日の始値、上辺がその日の終値。
陰線の場合は逆になります。
そして陽線も陰線も、上ヒゲの先端が高値、下ヒゲの先端が安値を示します。
始値から終値にかけて上昇しているのが陽線なので、長い陽線だと、始値より終値がずいぶん高かったということ。
買いパワーが強かったのだなと判断できます。
長い陰線の場合は逆ですね。
●FXの終値っていつ?
FX市場は株式市場と違って24時間ずっと動いているため、どこで始まってどこで終わるのか、始値・終値をどこに置くのかと疑問に思うかもしれません。
FXでは、ニューヨークの取引終了時刻を基準にしたチャートを一般的には使っています。
また、株の場合はヒゲの信頼性は高いのですが、FXは24時間動いているので、必ずしもヒゲの信頼性は高くなく、無視してもいいということを覚えておきましょう。
1本で1日の動きを表すものを『日足』、1週間の値動きを表すものを『週足』、1ヶ月の動きを表すものを『月足』、1分や5分などの動きを表すものを『1分足』や『5分足』といいます。
どのローソク足を見るかは、トレードのスタイルによります。
デイトレードなら1分足や5分足ですが、それ以外の場合は、日足や週足の両方を見るのがいいと思います。
日足チャートが上昇しているときに週足チャートも一緒に見て、そちらも上昇しているようなら、この上昇パワーは本物、と見ることもできます。
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