『株は銘柄選びが一番』という考えの人は多いと思います。
たしかにその通りです。
ほとんど値動きのない株よりは、動く株の方が収益を得る機会が多く、デイトレードやスイングトレードのように、短期で売買するトレード方法であればなおさらです。
『オプションを売る』(通貨・債券・株式などについて、一定の期間内または一定の期日に、あらかじめ定めた一定の価格で買う権利あるいは売る権利を売買する取引)という手法を使うなら別ですが、普通に売買をする場合、動かない株を選んでしまうと、いたずらに時間を浪費するだけで、ほとんど利益は出ません。
これでは、わざわざリスクを取って株式投資する意味がないですよね。
一方、上下に動く銘柄であれば、どんな銘柄でもタイミングさえ合えば、収益は上がります。
とはいえ、その『タイミングを取る』ことが難しく、値幅が取れそうな株を選んだ株を選んだところで、負ける人は負けます。
安そうなところを狙ったつもりが、買ったとたんにズルズル下がってしまう。
あるいは、しばらく調子良く上がっていたのに、売り場を逃し、ある日突然大暴落に見舞われてそのまま塩漬け(値上がりを予想して買った株式が値下がりしたため値上がりを期待して長期間その株式を売らずに保有すること)になるなど、よくある話しです。
『チャートの本を読んで、セオリー通りに売買したのに!』と感じたことがあるかもしれません。
そして失敗した人は『この銘柄が悪かったんだ』と考えて、他の『良さそうな銘柄』を探し始めたりします。
しかし、絶対的に『良い銘柄』と『悪い銘柄』というものは存在しません。
失敗した理由は、単純に売買したタイミングを間違えたからなんです。
くじ引きのように、銘柄に『当たり』と『はずれ』があるわけじゃありません。
そこをきちんと認識しないと、いつまでたっても株式投資上手になれません。
失敗したらすぐ他の銘柄に乗り換えてまた失敗・・・その繰り返しになってしまいます。
特に、投資歴の浅い人は、銘柄選びの基準が固まっていないので、自分の中で確証を持って『この銘柄がいい』という判断ができないため、この傾向に陥りやすいようです。
この状態になるとたまに『まぐれ勝ち』をすることがあっても後が続きません。
なぜ勝ったのか自分で検証することができないからです。
そうなると、いつまでたっても投資に自信が持てず、雑誌や書籍などの第三者の意見に踊らされる『万年ビギナー』になってしまいます。
●相性の良い得意銘柄を探す
では、どうすればその状態から抜け出せるのか?
方法は二つです。
システムトレードを導入するか、もしくはできるだけ早い時期に『自分と相性の良い株』を見つけることです。
システムトレードを導入するにしても、基本的な株式投資は出来る方がより有利なるので、この『自分と相性の良い株』を見つける方法は一度はチャレンジすることをオススメします。
自分と相性の良い株を見つけ、そこに絞り込んで投資します。
そうすれば、少なくとも銘柄を選ぶ必要がなくなり、タイミングのみに集中できるようになります。
少し前から、個別株を選択することを止め、日経平均先物などの指数売買に専念する投資家も増えてきています。
株価の動きは、銘柄ごとに個性があります。
セオリー通りに動きやすい素直なチャートを描くものもあれば、ちょっと変則的なリズムを刻むものもあります。
日頃はほとんど動かない静かな株が、なんらかのきっかけで突然大きく動き出して、値上がり率上位とか新高値更新銘柄としてランキングに名を連ねることもあります。
銘柄選びの基準は人それぞれだと思いますが、興味を持った銘柄がどうゆう個性なのか、そこをじっくり観察することからはじめてみてください。
その際に大事なのは、一度に見る銘柄を3種類までに限定することです。
気になる銘柄を10も20もチェックする人もいますが、仕事をしながら一度にそんなにたくさんの銘柄を深く分析できるものではありません。
数ヶ月も毎日見ていれば、その銘柄特有の値動きの癖やリズムが自然と分かってくるものです。
『5日以上上がると、翌営業日に調整することが多い』『日経平均と逆の動きをすることが多いようだ』『ある一定の値まで上がると値が下がる』といった具合です。
日経平均をほとんど気にせず、個別の動きだけを見て、ちゃんとコンスタントに利益を上げている人も大勢います。
株式市場全体が悪くても、売り買いの両建てをうまく使えば、利益が出せるわけです。
個別銘柄を極めることは、株式投資家にとって、非常に強力な武器になります。
チャートを日々見ていて、実際に売買してみて自分に合うなという感覚を大事にしてください。
好きな銘柄を何度も何度も売買するほうが、確実に早く勝てるようになります。
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